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泣かされたよ。WaT

WaTのライブに初参加してきました。
いやぁ~素晴らしかった。お芝居を2本とミニライブって構成だったのですが・・・

まず、最初2本のお芝居に絶句でした。泣かされました。
ひとつは「suicide club」?ということで、自殺志願者をある場所に集めて、自殺させてあげるまでのお話でした。徹平が演じていた役(名前忘れた)だけは、最後生き延びちゃう(自殺できない)のですが・・・ね。心配する人、悲しむ人がいるからお前はやめなさいといって、ガイド役のウェンツも自殺しちゃう。。
ちょっと笑いもあり、シリアスに考えさせられるところもありって感じの内容だった。

もう1つはもっともっと心に響きました。
テーマはなんだろう「戦争」が題材なんですね。1945年南の島
ウェンツは母が収容所に入れられてるから仕方なく米兵になっている。
もちろん徹平は日本兵。二人は幼馴染だけど、生まれが違うだけで敵国同士の兵士になっている。
友人の戦死の仕方の悲惨さについて、泣きながら語る徹平。それを泣きながらウェンツは聞きながら、幼い頃の話をしたりする。
徹平はずっと”僕はここで死ぬんだ”と主張する。一方ウェンツは、こんな戦争で死ぬのはバカらしい、生き延びろという。それでも徹平は死を選びたがる。友人も自分の手で殺めてる。だから生きてちゃいけないという。全て戦争が悪いといえ、常軌を逸してしまっているのだ・・。結局、戦車が来たところで、徹平はウェンツについて一緒に逃げるフリを装い、そのまま戦車の前に出て銃撃されてしまい(覚悟の上で出て行ったのだが)、ウェンツは・・・衝撃を受けて泣きながら徹平徹平・・と呼び続けていた。。

っていう、かなり激しい二人芝居だった。
 二人の演技にどんどん引き込まれて、気づいたら泣いていた。二人とも”喜怒哀楽”が台詞だけじゃなくえ、きちんと表情で表せる人たちだから、わかりやすいし、上手だなぁと思ってみていた。
久しぶりにいい芝居観たわ・・・・って感じがした。

ライブは、楽しかった。
もちろん、アーティスト’WaT’としてのライブだから、派手な演出や花道なんて当然無い。セットもすっごいシンプルなものだ。滝、噴水ももなければ、リフターもない・・笑。でも、鳥肌が立った。感動した。

観客はWaTのファンだから、ほとんど10代、20代の方ばかり・・。WaT自体も戦争を知っているわけじゃない。しかし、”自殺”と”戦争”という重たいテーマを2つ使ってのお芝居2本は、きっとWaTが若い世代に自分たちが演じることで少しでも何か心に残せないか!と思ってのことではないかと思う。かなり、悲惨な映像が流れたりしていた・・。そういう現実にあったことを目の前に見せられることは、インパクトあると思う。

さて、ライブは・・。
 セットは、大きな行灯みたいなものが4つ後ろのほうに置かれていただけだった。
バックバンドの方たち4名とWaTだけのすごくシンプル。
でもねぇ、彼らの歌ってかなり良いね。なにより二人が楽しそうだし、必死に歌ってる。
彼らの等身大の歌詞がそのままストレートに響いてくる。背伸びしすぎてないし、体験や思いがすごく表れている曲が多いので、聞いていて彼らの思いがそのまま伝わってくるのでした。

徹平ちゃんは、言うこと無いよ
笑顔も、涙の悲しい顔も、アドリブに対応できない苦笑いも全て可愛かったです。
かなりいい!!!ですよ
お芝居を生で見られたのはすごいよかった。演技もやっぱいいなぁと思えたしね。
ライブも必死に歌ってるのがすごく可愛くて、ノリノリで嬉しそうな姿もまた可愛い・・。
かなりメロメロになって帰ってきました

そして、ウェンツ!かなりいいんじゃない。。。
彼が本当に徹平を大切に思っているのがすごくすごくわかって、二人の信頼関係もすごい感じられて、暖かい気持ちになったのでした。 ウェンツくんもかなり素敵ですわ